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M-Assist「エムアシスト」

【JNFより】
メタボリック症候群とは、内臓に脂肪が過剰にたまり、それに加えて脂質異常、高血圧、高血糖などの状態が複数重なることにより、
動脈硬化による心筋梗塞などの可能性が増す状態のことを言う。
「メタボリック症候群は主に、遺伝的素因と食習慣などの環境要因がからみあって発症する」と著者は言う。

地中海食は、主に穀類、野菜、果物、オリーブ油、また適量の魚やアルコール類、少量の乳製品、肉、菓子を摂ることが特徴である。
これらが、代謝異常のリスクを抑制するのである。

スペインの大学で研究をしているジョルディ・サラス・サラバド博士とチームが実施したPREDIMED(地中海食による予防試験) に、55歳
から80歳の心血管疾患の危険性が高い1,224人が参加した。参加者は、無作為に3つのグループに分けられ、1つのグループは低脂肪食についての指導を受けた。
残りの2つのグループは地中海食に関する年4回の指導を受けた。地中海食のグループのうち一方には、バージンオリーブ油を1週間に
1リットル摂ってもらい、もう一方のグループには1日30グラムのミックスナッツを食べてもらった。

試験開始時には、参加者の61.4パーセントがメタボリック症候群と診断された。試験開始1年後に、地中海食とオリーブ油のグル
ープ409人と、地中海食とナッツグループの411人、および低脂肪食グループ404人を診断したところ、メタボリック症候群の有病率は
ナッツグループで13.7パーセント、オリーブ油グループで6.7パーセント、低脂肪食グループで2パーセント、それぞれ低下した。

1年の実験の結果、地中海食グループと低脂肪食グループの体重変化には差がなかったが、地中海食グループは腰回りが
細くなりトリグリセリド(*)血圧の低下が顕著だったという。これは、食事の成分(主にナッツ)がメタボリック症候群(酸素
関連の細胞障害、インシュリンの影響による慢性炎症)の病態生理学的特徴に影響を及ぼす可能性がある事を示唆している。
地中海食は不飽和脂肪が高い。その上、ナッツには繊維、アルギニン、カリウム、カルシウムやマグネシウムなどの栄養物
が含まれている。

「健康のために、勧められている従来の食習慣は、低脂肪であり高炭水化物の一般的に美味しくないものである」と著者は語る。
現在の研究結果によると、ナッツと、高脂肪でありながら高不飽和脂肪のエネルギー制限された美味しい地中海食を摂ることは、
メタボリック症候群の管理に有益な手段であるようだ。「長期にわたるPREDIMED(地中海食による予防試験)により、
心血管への恩恵する確固たる証拠を見出せた」と、まとめている。

* トリグリセリド・・・中性脂肪の一つ


■アルギニンを含む食品
  (サプリ)・アルティメイト ・アスリートウォーター ・ディープインパクト ・燃焼ダイエット
  (食 品)・ラム肉、マトン、豚肉

■カリウムを含む食品
  (サプリ)・クエンアミノSC ・燃焼ダイエット ・マルチビタミン&ミネラル
  (食 品)・ホウレンソウ ・バナナ ・トマト ・いわし

■カルシウムを含む食品
  (サプリ)・アスリートバランス ・クエン酸アミノα ・クエンアミノSC ・燃焼ダイエット ・マルチビタミン&ミネラル
  (食 品)・乳製品 ・牛レバー ・卵黄 ・いわしの丸干し ・干しエビ ・小松菜

■マグネシウムを含む食品
  (サプリ)・クエンアミノSC ・クエン酸アミノα ・燃焼ダイエット ・マルチビタミン&ミネラル
  (食 品)・りんご ・グレープフルーツ ・バナナ ・アーモンド ・カシューナッツ ・玄米

■共役リノール酸を含む食品
  (サプリ)・ダイエットスーパーシェイプ
  (食 品)・オリーブオイル ・牛乳 ・エゴマオイル ・ごま油

■繊維を含む商品
  (サプリ)・残念ながらありません
  (食 品)・緑黄色野菜


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