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M-Assist「エムアシスト」

【JNFより】

食事前の水が減量に有効

長年魔法のダイエット薬を追い求めてきた「減量作戦」は解決したのだろうか?食欲をコントロールするダイエット薬は、処方箋
を必要とせず、副作用がなく、コストがほとんどかからない物が求められている。最近、科学者は、食事の前にある物をコップ2杯
飲むことで、ダイエット効果が高まるという新しい臨床試験の結果を報告した。研究者達は、第240回米国化学会(ACS)で、その
減量万能薬は普通の「水」であると語った。

「この研究は、水を摂取することで減量に効果があるかどうかを調査した、初めての無作為比較試験であり、水の摂取が減量に
有効であるという結果を示している」と、バージニア工科大学の栄養研究者であるブレンダ・デイビー博士は言う。
「中高年を対象」した以前の研究では、食事の前にコップ2杯の水を飲むことで、75~90カロリー、食べる量が少なくなることが
わかっている。今回の研究では、12週間にわたり研究を続けたところ、食事(1日3回)の前に水を飲んだ人は、水を飲まなかった
人よりおよそ5ポンド(約2.2キロ)減量していた。」「高カロリーの加糖飲料を減らし、もっと多くの水を飲むことが、体重管理を容易
にする簡単な方法だ」と博士は語る。
 
デイビー博士は水が減量を促進できると指摘する。しかし今までこの内容に関する科学的な情報がほとんどなく、食事の前に水を
飲むことと飲まないことでの減量を比較する臨床試験の証拠は明確にされていなかった。今回の研究は、55歳~75歳の48人の
成人を対象に行われた。2つのグループに分けられ、低カロリーの食事療法が行われた。1つのグループには低カロリーの食事療法
に加えて、3食すべて食事の前にコップ2杯の水を飲んでもらった。
もう1つのグループには低カロリーの食事療法だけが行われた。12週間にわたる研究で、食前に水を飲んでいたグループでは、
15.5ポンド(約7キロ)、水を飲まなかったグループでは、11ポンド(約4.9キロ)の減量が報告された。

デイビー博士は、単純にカロリーがない水を飲むことで胃を満たし満腹感を得ることができ、食事量が減るため減量に効果的かもし
れないと言う。水はゼロカロリーである。水を加糖飲料の代わりに飲めば、更なる減量が期待できるかもしれないとデイビー博士は言う。

医学研究所(国立アカデミーの政府機関)は、ほとんどの健康な人々は単に喉が渇いた時にのみ飲んでいるという。推奨量として、
女性は1日にコップ9杯、男性はコップ13杯の水を含むすべての飲料が挙げられている。しかし、水を過剰摂取すると、稀に水中毒という
深刻な状態に陥るので注意したい、とデイビー博士は指摘する。



■食事前に水を飲む事は、満腹感が得られ確かに効果的に感じます。栄養摂取量を減らすことと、ウォーターローディングして
体内浄化の意味でも有効に思います。
 しかしながら、運動時においては体内にある栄養素を上手にエネルギー変換するサプリメントを摂取する事で、運動効果を高め
糖や脂肪を代謝することが重要である事も忘れないで頂きたいと思います。



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